Tomcatのメモリ割り当て
GroupSessionインストール後のデフォルト設定のままご利用の方や、
「OutOfMemoryError: Java heap space」や「OutOfMemoryError: PermGen space」が発生した際に設定をお勧めしています。
Tomcatのヒープ領域(メモリの割り当て)が、小さすぎるとTomcatの実行が遅くなったり、OutOfMemoryErrorが発生する恐れがあります。
これらの解消のため、Tomcatのヒープ領域の設定方法をご紹介いたします。
前提条件
このページの解説は以下の条件を満たしていることを前提としています。あらかじめご了承ください。
GroupSessionがインストール済み。
Apache HttpサーバとTomcatを連携した環境で使用していること。
ご注意ください
tomcatを停止した上で作業してください。
データのバックアップは必ず取った上で作業してください。
Tomcatに割り当てるメモリを増やす
Tomcatに割り当てるメモリの設定を環境変数に設定し増やします。
JDKのバージョンごとに設定値が違います。
[JDK8以降]
JDK8以降ではメモリ最大使用量、メモリ初期使用量を設定します。
設定する値は下記を目安にしてください。
・メモリ最大使用量(-Xmx)搭載メモリの半分程度
・メモリ初期使用量(-Xms)Xmxで指定した数値の半分位
例として搭載メモリが2Gの場合は「-Xmx1024m -Xms512m」になります。
Tomcatを起動するユーザの環境変数に下記を追加します。
変数値: -Xmx1024m -Xms512m
Windowsの場合は
コントロールパネル→システム→「詳細設定」タブ→環境変数 で設定してください。
Linuxの場合は下記の様に設定してください。
Monitor Tomcat を使用してTomcatを起動している方は、以下のように設定してください。
Maximum memory pool(メモリ最大使用量): 1024
動作確認
Tomcat、Apacheを起動し、動作を確認してください。