メモ帳などのアプリケーションで設定ファイルの変更を行うと、文字コードが当初の設定(UTF-8)から変更される場合がございます。
その場合GroupSessionが正常に起動しなくなるのでお気を付けください。
CSRF対策設定方法
CSRF対策用設定ファイル(servername.conf)の編集
CSRF対策の一つとして指定したサーバ以外からの画面遷移を許可しない様に設定することができます。(ログイン画面を除く)
この機能を有効にするにはGroupSessionをインストールしたgsessionディレクトリの中にあるservername.confを編集します。
例:Cドライブ直下にインストールした場合、C:¥gsession¥WEB-INF¥conf¥servername.conf となります。
servername.confファイルをテキストエディタで開きGroupSessionへの画面遷移を許可するサーバ名を記述します。
※多くの場合は、GroupSessionをインストールしたサーバのIPアドレス、FQDNを指定します。
複数指定したい場合はカンマ区切りで設定してください。未設定にするとCSRF対策は無効になります。
servername.conf
#ex: localhost,192.168.1.1
SERVER_NAME=192.168.1.10,gs.servername.co.jp
Tomcatを再起動
servername.confを保存し、Tomcatを再起動することで設定が反映されます。
本機能はどこのWebページから発行されたリクエストかを示すリファラー(REFERER)情報を元に機能しています。
本機能を有効にするとユーザがリファラー情報を提供しないブラウザを使用した場合、GroupSessionへはアクセスできなくなります。
データ保存先変更方法
データ保存先設定ファイル(gsdata.conf)の編集
GroupSessionで使用するデータベースデータの保存先、バックアップ先を任意に指定することができます。
指定するにはGroupSessionをインストールしたgsessionディレクトリの中にあるgsdata.confを編集します。
例:Cドライブ直下にインストールした場合、C:¥gsession¥WEB-INF¥conf¥gsdata.conf となります。
gsdata.confファイルをテキストエディタで開きGroupSessionで使用するデータベースファイルの保存先、バックアップファイルの保存先を指定します。
ご注意ください
GroupSessionデータベースファイルの保存先を変更する場合、事前に使用したいデータベースファイルを任意の場所に配置してください。
ファイルの保存先を指定しない場合は、C:¥gsession¥WEB-INF¥db、C:¥gsession¥WEB-INF¥fileにそれぞれデータが保存されます。
バックアップファイルの保存先を指定しない場合は、C:¥gsession¥WEB-INF¥backupにバックアップデータが保存されます。
v2.4.0からファイル管理が追加され、ファイル管理用バイナリー情報の保存先を設定できるようになりました。
v3.0.0からWEBメールが追加され、WEBメール用バイナリー情報の保存先を設定できるようになりました。
gsdata.conf
#それぞれ別のディレクトリを設定してください。
#設定が重複する場合、バックアップの失敗もしくはデータの破損が発生する恐れがあります。
#データベース情報の格納先ディレクトリを設定する(※フルパス指定)
#未設定の場合は、
#${GS3_ROOT}/WEB-INF/db/以下にDB情報
#${GS3_ROOT}/WEB-INF/file/以下にバイナリー情報が保存されます。
#${GS3_ROOT}/WEB-INF/backup/以下にバックアップが保存されます。
#ex: c:/gsession3_data/
GSDATA_DIR=C:¥GSDATA¥
BACKUP_DIR=C:¥GSDATA_BACKUP¥
#ファイル管理用(v2.4.0以降)バイナリー情報の格納先ディレクトリを設定する(※フルパス指定)
#未設定の場合は、
#${GS3_ROOT}/WEB-INF/filekanri/以下にファイル管理のバイナリー情報が保存されます。
#ex: c:/gsession3_filekanri/
FILEKANRI_DIR=C:¥GSDATA_FILE_KANRI¥
#WEBメール用(v3.0.0以降)バイナリー情報の格納先ディレクトリを設定する(※フルパス指定)
#未設定の場合は、
#${GS3_ROOT}/WEB-INF/webmail/以下にファイル管理のバイナリー情報が保存されます。
#ex: c:/gsession3_data/webmail/
WEBMAIL_DIR=C:¥GSDATA¥webmail¥
上記の様に設定した場合、ディレクトリ構造は以下のようになります。
C:¥GSDATA¥db¥gs2db¥{各種DBファイル}
C:¥GSDATA¥file¥{各種バイナリーファイル}
C:¥GSDATA_BACKUP¥{バックアップファイル}
C:¥GSDATA_FILE_KANRI¥filekanri¥{各種バイナリーファイル}
C:¥GSDATA¥webmail¥{各種バイナリーファイル}
Tomcatを再起動
gsdata.confを保存し、Tomcatを再起動することで設定が反映されます。